草千里ヶ浜火山と近くにある烏帽子岳は、どんな火山だろう?
近くで見る草千里
この写真の奥に見える三角形の山が烏帽子岳、その手前に平たいお盆のように見える地形は草千里ヶ浜火山です。多くの人には草千里という名前で親しまれています。
南の空から見た草千里
空から見ると、草千里は、人の顔のような形をしています。手前に烏帽子岳、右奥に杵島岳、さらに左奥に米塚が見えています。
豆知識:草千里の人の顔はどうやってできたのだろう?
- 阿蘇4カルデラ噴火の後、カルデラの中では、多くの火山噴火が起きました(阿蘇中央火口丘群の活動)。およそ3万年前、中央火口丘群の噴火でもっとも大きい噴火が発生しました。直径約1㎞の大きな火口ができました。顔全体の形ができました。
- その後も噴火は続き、大きな火口の中に溶岩ドームができました。大きな火口の西側には今の西の池ができました。
- 溶岩ドームの東側を吹き飛ばす噴火が発生して、残された溶岩ドームの西側は、顔の鼻の部分になりました。噴火した小さい火口の跡は東の池になりました。
人面火山「草千里」は、阿蘇のパワースポット?とか、地下には宇宙人のヒミツ基地があるかも?などの風説がありますが(うそ!)、ほんとうは地下に「マグマだまり」があることがわかっています。
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