2-1-04 草千里で見られる動物

1.阿蘇にはどんな動物がいるでしょう

阿蘇にはシカナなどの哺乳類、カエルなどの両生類、チョウなどの昆虫、ヘビなどの爬虫類、鳥など沢山の動物が生息しています。

上の図は、阿蘇にいる主な哺乳類(ほにゅうるい)です。

 

沢山の動物が住んでいますがなかなかみることができません、それは、ほとんどの動物は夜活動するからです。

夜のタヌキ (自動撮影) 夜のイノシシ (自動撮影)

でも動物が安全と認識すると昼も人目のつくところに現れます。

庭にきたタヌキ 道路を歩くシカ

 

2.草千里で昼に動物を見つけるのはむずかしいですが、動物の足跡や糞(フン)、えさを探した跡などで動物がいることを知ることができます。動物の足跡や糞の図は、あとの参考1も見てください。

足跡や糞(フン)を探してみましょう。

(1)動物の足跡

シカの足跡 イノシシの足跡

(2)動物の糞(フン)

動物の糞をよく観察すると動物が食べたものが見つかったりします。

また糞を食べる昆虫や糞に生えるキノコを見つけることもあります。

シカのフン イノシシのフン

(3)動物がえさをさがした跡

イノシシがえさをさがした跡

イノシシはにおいで土の中にいるミミズなどを見つけ土を掘ってえさを見つけます。

 

参考1

動物の足跡

参考2

動物のフン

阿蘇では、草千里以外でもいろいろな動物を見ることができます。

2-1-05 カヤネズミ(日本で最小のネズミ)

 

2-1-06 阿蘇で見ることにできるチョウや鳥

YouTube(阿蘇火山博物館チャンネル) で見る動物たち

1.草千里の馬

6月の大雨の後には、草千里に大きな池が出現します。 夕方、仕事が終わったお馬さん達は、自由時間でリラックスしています。草千里の一番いやされる時間です。 ただ、馬に不用意に近づくと、馬は恐怖を感じて、思わぬ事故になる場合があります。特に馬の後ろに回ったり、自撮り棒を振り回す、傘をさすなどの行為は危険です。

 

梅雨の晴れ間、みどりの草千里に2つの大きな池が出現します。池には烏帽子、中岳、杵島岳のリフレクションが見られます。ウマノアシガタ、ハルリンドウなどの花もたくさん咲いています。花を踏みつけないように気をつけて歩きましょう。

 

草原では、馬のフンの下に孔を掘ってフンにタマゴを産み付けていたフン虫(糞虫)がいっせいに飛び立っていました。おそらくセンチコガネだと思われます。カブトムシのようなツノがあれば、絶滅危惧種のダイコクコガネです。

 

4.夜道に出てくるシカ

二夜続けて。親子の鹿と出会いました。出会う場所も少しずつ麓に近くなっています。寒くなってきたからでしょうか。

 

5.夜道に出てくるキツネ

草千里は月と金星がきれいでした。草千里から下り始めると、キツネが直前を横切っていきました。しっぽが太いのが特徴です。

 

6.米塚下でアナグマを見た!

草千里から麓に下りると、しばしばアナグマに出会うことがあります。特に6月前後に見ることが多いです。今回は、米塚下園地の付近で遭遇しました。車の前をトコトコと横切りました。鼻の先が長く伸びていてアナグマだとわかりました。 ドライバーの皆さま、アナグマ、鹿などの野生動物をはねないようにご注意お願いいたします。