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4-1-04 黒川温泉
小国郷の温泉
小国町・南小国町は古くから小国郷と呼ばれています。小国郷には多くの温泉群がありますが、南小国町の「南小国温泉郷」や小国町の「杖立温泉」、「わいた温泉郷」に大きく分けることができます。
「南小国温泉郷」をよく見ると、「黒川温泉」から「田の原温泉」をつなぐ西北西-東南東の線上や、「白川温泉」から「小田温泉」を通り「満願寺温泉」につながる西北西-東南東の線上にならぶ温泉などがあります。これらの温泉は、ほぼ平行に流れる田ノ原川や小田川に沿って並んでおり、地下の岩盤にできた亀裂に沿って温泉が湧き出し、岩盤が侵食されることで、川もその方向に流れていると思われます。
黒川温泉は、田ノ原川に沿って温泉が並んでいます。
黒川温泉
黒川温泉は、標高700m、山あいの閑静な温泉地で、筑後川の支流である田の原川の峡谷に沿って、懐かしさあふれる旅館が建ち並びます。徳川時代には参勤交代の中継地として、大名や旅人たちの旅の疲れを癒したともいわれており、昔ながらの湯治場の雰囲気の残る路地を、華やかな浴衣に身を包んだ観光客たちがそぞろ歩く光景が見られます。共同浴場のほか、宿ごとに趣向を凝らした泉質の違う露天風呂を開放しており、入湯手形を利用した温泉めぐりも楽しめます。
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