4-3-06 立野ダム

立野ダム

試験湛水(たんすい)時の立野ダム 2024.2.4

ダムに一時的に水をためて、満水になっても問題が起きないかをテストしています。

手前は南阿蘇鉄道の立野橋梁(きょうりょう)。九州唯一で国内最長のトレッスル(架台)を持つ橋です。

土木遺産認定

阿蘇立野ダムは、白川下流域の洪水被害を防ぐことを目的とした洪水調節専用ダム(流水型ダム)です。現在の川の高さとほぼ同じ高さに放流する孔を設置し、平常時には流水の貯留を行いません。2024年現在稼働している流水型ダムとしては国内最大です。

通常は、一番下の放流孔から水を流します。小さく見えますが、5m×5mの大きさで、白川の流量に対応することができます。大雨で水量が増すと、上部の二つの孔からも放流します。

2024.3.19撮影

立野ダム遊歩道では、立野溶岩の柱状節理(ちゅうじょうせつり)を間近に見ることができます。

立野ダムは柱状節理に隣接しているため、右岸では約380mのリムトンネルを掘り、セメントミルクを注入して、岩を補強しています。

2023.3.23撮影